価格カルテル情報
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| 2012/1/31 米司法省、矢崎総業とデンソーが価格カルテルで総額約418億円の罰金支払いに同意と発表 |
| アメリカ司法省は30日、自動車部品大手「矢崎総業」と「デンソー」の2社が、自動車部品の販売をめぐって価格カルテルを結んでいたと認め、日本円で、総額およそ418億円の罰金の支払いに同意したと発表した。矢崎総業の日本人幹部4人も、最長2年の禁錮刑に同意した。 アメリカ司法省によると、矢崎総業は、2000年から2010年の間、自動車の信号伝達や配電に使う「ワイヤハーネス」などの部品などで、談合や価格操作を行っていたことを認め、罰金4億7,000万ドル(日本円でおよそ359億円)を支払う司法取引に同意した。 また日本人幹部4人が、それぞれ1年3カ月から2年の禁錮刑を受けることに同意したとしている。一方、デンソーも、同様のカルテルへの関与を認め、罰金7,800万ドル(日本円でおよそ60億円)の支払いに同意した。 アメリカでは2011年、同様の価格カルテルで、「古河電工」が罰金を支払う司法取引に同意している。矢崎総業とデンソーは、それぞれ再発防止を図り、コンプライアンスの徹底を図るなどとし、会長や社長らの役員報酬の一部を返上すると発表した。 |
| 2012/1/31 甘味料カルテル:容疑で10社に立ち入り−−公取委 |
| ジュースやアイスクリームの甘味料として使われる「異性化糖」の販売を巡り価格カルテルを結んだ疑いが強まったとして、公正取引委員会は31日、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いでメーカー大手の日本食品化工(東京都千代田区)など10社と業界団体「日本スターチ・糖化工業会」(港区)を立ち入り検査した。 関係者によると、立ち入り先は他に▽日本コーンスターチ(港区)▽王子コーンスターチ(中央区)▽昭和産業(千代田区)▽加藤化学(愛知県美浜町)▽サンエイ糖化(同県知多市)▽三和澱粉(でんぷん)工業(奈良県橿原市)▽日本澱粉工業(鹿児島市)▽敷島スターチ(三重県鈴鹿市)▽群栄化学工業(群馬県高崎市)。 異性化糖は、トウモロコシなどのデンプンから作るブドウ糖と果糖の混合液糖。各社は異性化糖を飲料メーカーなどに販売する際、原料のトウモロコシの国際価格が高騰したことを背景に、協議して値上げした疑いがある。昨年には1キロあたり10円ほどの値上げを図ったとみられる。工業会の会合の場を利用し話し合ったという。 異性化糖の市場規模は年間約800億〜1000億円で、10社でシェアの9割以上を占める。価格は果糖分55%の製品で10年末の1キロ約120円から段階的に値上がりし、昨年8〜12月は約138円と過去最高値となった。一方、トウモロコシの国際価格も昨年6月に過去最高値となり、1年前の2・5倍の水準になった。 |
| 2011/12/26 セイコーエプソン、価格カルテル嫌疑についてノキアと和解 和解金約62億円を支払い |
| セイコーエプソンは26日、同社およびエプソンイメージングデバイスを含む同社子会社が、Nokia
Corporation(ノキア)およびその子会社より米国ならびに英国において提起されていた液晶ディスプレイの価格カルテル嫌疑に関する民事訴訟について、ノキアグループとの間で8,000万ドル(約62億円)の和解金の支払いをもって和解することで合意したと発表した。 ノキアグループは、2009年11月に米国および英国において、セイコーエプソン側に対して、液晶ディスプレイに係る価格カルテル行為により発生した損害の賠償請求などを求めて訴訟を提起した。同訴訟の提起以降、セイコーエプソン側は、当方の主張に基づき対応してきたが、今後も訴訟を継続した場合の経営への影響や費用などを総合的に勘案し、今回ノキアグループとの間で和解契約の締結に至った。 セイコーエプソン側は、和解金として8,000万ドルをノキアグループに支払う。和解金の支払により、同訴訟は解決となる。今回の和解費用については、平成24年3月期第3四半期の特別損失として計上する。 |
| 2011/12/8 EU:パナソニックなど4社に167億円の制裁金−圧縮機カルテル |
| パナソニックや米ワールプールなど4社は、冷蔵庫に使われるコンプレッサー(圧縮機)の販売をめぐって価格カルテルを結び欧州連合(EU)競争法に違反したとし、総額1億6100万ユーロ(約167億4000万円)の制裁金を支払うことに同意した。
制裁金はワールプールと子会社が計5450万ユーロ。パナソニックは770万ユーロ。
EUの行政執行機関である欧州委員会のアルムニア委員(競争政策担当)は電子メールで、「経済情勢の厳しい時期は、公正な競争を促進し、生産性と経済成長に深刻なダメージを与えるカルテルとの戦いに力を入れることがなお一層重要になる」と表明した。 パナソニックは制裁金について、2012年3月期業績への重大な影響はないと説明した。 |
| 2011/12/1 ガス機器カルテルに課徴金へ |
| 住宅用のLPガスのボンベに取り付ける関連機器の販売価格を不正に引き上げるカルテルを結んでいたとして、公正取引委員会は、関連機器メーカ3社に対し、合わせておよそ8億円の課徴金を支払うよう命じる方針を固めたた。 ガスボンベの関連機器メーカーで、横浜市の桂精機製作所、東大阪市の伊藤工機、名古屋市の富士工器、東京・港区の矢崎総業の4社は、住宅用のLPガスのボンベに取り付けて圧力を調整する器具などの販売を巡り、価格を不正に引き上げるカルテルを結んでいたとして、去年12月、公正取引委員会から独占禁止法違反の疑いで立入検査を受けた。その後の調査で、平成18年ごろからアルミや銅などの原材料の価格が上昇するたび、各社の担当者が話し合って、値上げを決めていたことが分かった。公正取引委員会は、各社がカルテルを結んでいたと認定し、最初に違反を自主申告した矢崎総業を除く3社に対し、合わせておよそ8億円の課徴金を支払うよう命じる方針を固めた。公正取引委員会は、先月30日、各社に文書で通知し、反論を踏まえて正式に命令を出す。桂精機製作所と伊藤工機は「通知の内容を確認し、今後の対応を決めたい」、富士工器は「担当者が不在のためコメントできない」と話している。 |
| 2011/11/16 愛知電線など審判開始、屋内配線の価格カルテル |
| 屋内配線用電線の販売をめぐる価格カルテルで、公正取引委員会は16日までに、独禁法違反(不当な取引制限)による課徴金納付命令と排除措置命令を不服とする富士電線工業(大阪府柏原市)と愛知電線(名古屋市)の請求に基づき、審判の開始を決定した。 公取委は7月、2社を含む11社が平成18年から21年にかけ、ブレーカーとコンセントの間に配線する「VVFケーブル」の価格を、原材料の銅の相場に応じて決めるカルテルを結んでいたと認定。違反を自主申告するなどした社を除く9社に総額約62億2千万円の課徴金納付を命じた。 このうち富士電線工業への課徴金納付命令は約16億1千万円、愛知電線は約3億2千万円だった。残る社に対する命令は全て確定している。 |
| 2011/11/2 全日空、米への罰金支払いに同意 価格カルテルで61億円 |
| 全日本空輸は29日、米司法省が捜査を進めてきた国際航空貨物運賃をめぐる価格カルテルに関し、7300万ドル(約61億円)の罰金支払いに同意したと発表した。全日空は「諸般の事情を総合的に勘案した結果、司法取引に合意することにした。コンプライアンス体制の一層の充実、推進を図りたい」と説明する。 全日空は伊東信一郎社長の取締役基本報酬の30%を、長瀬真副社長も同20%をそれぞれ1カ月カットする処分を実施。また、米国で国際航空貨物に携わる運送業者などが全日空を含めた航空会社に損害賠償を求めた集団民事訴訟についても、1040万ドル(約8億円)を支払って和解する。 全日空は06年2月以降、米司法省の捜査に「全面的に協力してきた」としているが、具体的な内容は説明していない。罰金などの支払いに伴い、全日空は10年9月中間連結決算で69億円の特別損失を計上した。 |
| 2011/10/28 クボタなどの取り消し請求棄却=水道管カルテルの課徴金―東京高裁 |
| 水道管などに使われるダクタイル鋳鉄管をめぐるカルテルで、公正取引委員会から計約110億6000万円の課徴金納付命令を受けたクボタ(大阪市)など3社が公取委の審決取り消しを求めた訴訟の判決で、東京高裁(下田文男裁判長)は28日、請求を棄却した。 他に訴えていたのは、栗本鉄工所(同市)と日本鋳鉄管(東京都中央区)。3社は年度ごとのシェアについてカルテルを結び、受注調整した点は認める一方、「市場への供給量自体は制限しておらず、価格への影響はない」として、課徴金の対象にはならないと主張していた。 下田裁判長は判決で、「シェア配分カルテルであっても実質的に供給量を制限し、価格に影響を与える場合は課徴金対象となる」と指摘。3社は受注予定数量に応じて生産計画を立てており、実質的に供給量を制限していたと認定した。 |
| 2011/9/30 価格カルテル FBIが古河電気工業を摘発 2億ドルの罰金と3人禁錮刑 |
| 古河電気工業は、自動車部品をめぐり価格カルテルを結んでいたとしてFBI(アメリカ連邦捜査局)に摘発された。司法取引の結果、2億ドル(およそ154億円)の罰金を支払うとともに、日本人幹部3人が禁錮刑を受ける見通しになった。 アメリカの司法省は29日、古河電気工業が、2000年1月ごろから少なくとも2010年1月まで、10年間にわたり、自動車の信号伝達や配電に使う「ワイヤハーネス」と、その関連部品をめぐり、不正入札と価格操作を行っていたと発表した。 また司法省は、古河電気工業が不正を認め、およそ154億円の罰金を支払うことや、3人の日本人幹部が、アメリカで1年から1年半の禁錮刑を受けることに合意したとしていて、今後、正式に司法決定が言い渡される見通し。 今回の摘発を受け、古河電気工業は、役員報酬を3カ月間半額返上することなどを決めるとともに、「今後も信頼回復に向け、コンプライアンスの徹底を図ってまいります」とのコメントを発表した。 |
| 2011/9/30 価格カルテルで罰金…日立と韓国LG合弁会社 |
| 米司法省は9月30日、CD―ROMの読み取り機など光ディスクドライブを巡る価格カルテルで、日立製作所と韓国LG電子の合弁会社「日立LGデータストレージ」が有罪を認め、2110万ドル(約16億円)の罰金を支払うことで合意したと発表した。
同社は2009年まで、米デルや米ヒューレット・パッカードなどに光ディスクドライブを納める際、同業他社と談合して販売価格を調整したという。
同省によると、光ディスクドライブを巡る価格カルテルでの罰金は初めて。同省と米連邦捜査局(FBI)は今後も捜査を続けるとしている。 |
| 2011/9/29 航空貨物6社 価格カルテルで35億円罰金 |
| 米司法省は28日、日米間の国際航空貨物の運賃などで価格カルテルを結んでいたとして、
日本通運、近鉄エクスプレスなど日本の貨物大手6社が総額4680万ドル(約35億8000万円)の罰金を支払うことで合意したと発表した。
米司法省によると、6社は2002年9月から07年11月にかけて、 日本から米国への国際航空貨物の運賃や燃油特別付加運賃(サーチャージ)、保険金などの設定に際して会合を開くなどして価格を決めていたという。 罰金は日通が約2112万ドル、近鉄が約1047万ドル。 ほかに罰金の支払いで合意したのは西日本鉄道(罰金約467万ドル)、 阪急阪神エクスプレス(同452万ドル)、バンテック(同334万ドル)、日新(同264万ドル)の4社。 |
| 2011/9/16 ブリヂストンに罰金21億円 米、油送ホースのカルテルで |
| 米司法省は15日、ブリヂストンが海上で石油の搬出入などに用いる「マリンホース」の販売をめぐる国際的な価格カルテル事件に関与したとして有罪を認め、2800万ドル(約21億円)の罰金を支払うことで合意したと発表した。 司法省によると、ブリヂストンは1999年1月ごろから2007年5月ごろにかけて、米国内などで入札情報を交換、価格を固定して市場占有率を決める話し合いに参加したという。また、中南米で販路確保を目指し、中南米政府関係者に便宜を図ってもらうよう金品を支払ったとされる。 マリンホースは主に柔軟性の高いゴム製で、沖合に停泊するタンカーから陸上の貯蔵施設に石油を送るために使われる。 |
| 2011/7/26 「ベアリング」販売めぐり価格カルテルか 大手メーカー4社を強制調査 |
| 自動車などの部品として使われる「ベアリング」の販売をめぐり、不正な価格カルテルを結んでいた疑いが強まったとして、公正取引委員会は大手メーカー4社に対する強制調査に乗り出した。 独占禁止法違反の疑いで強制調査を受けたのは、大手部品メーカー「日本精工」や「NTN」など4社の関係先およそ20カ所。 関係者によると、4社は2004年ごろから、自動車などの機械の中で回転する軸を支える「ベアリング」と呼ばれる部品の販売をめぐって、不正な価格カルテルを結んで価格をつり上げた疑いが持たれている。 4社は、担当の役員が事前に値上げの方針を話し合い、それぞれの会社の部下らが具体的な値上げ幅を調整していたとみられている。 年間4,000億円を超えるベアリング販売の市場で、4社のシェアは8割以上を占めていて、公正取引委員会は、国民生活への影響が大きく悪質だとして、刑事告発も視野に入れて調べている。 |
| 2011/7/20 自動車部品でカルテルか=デンソー、三菱電機に立ち入り−公取委 |
| エンジンの冷却に使うラジエーターなどの自動車部品の販売をめぐり、価格カルテルを結んでいたとして、公正取引委員会は20日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで、大手部品メーカーのデンソー(愛知県刈谷市)や三菱電機(東京都千代田区)など7社の本社や営業所など計20カ所を立ち入り検査した。 他に立ち入りを受けたのは、日立製作所の子会社日立オートモティブシステムズ(千代田区)やカルソニックカンセイ(さいたま市)、ミツバ(群馬県桐生市)、ティラド(東京都渋谷区)、デンソー子会社のアスモ(静岡県湖西市)。 関係者によると、各社は遅くとも2003年ごろから、大手自動車メーカー向けのエンジン関連など4種の部品について、それぞれが請け負っていた車種向けの製品を、モデルチェンジ後も受注できるように事前の話し合いで調整していた疑い。 カルテルの対象となったのはラジエーターやオルタネーター(発電機)など。各社はいずれも1個数千円から1万円程度の価格で請け負っており、市場規模はそれぞれ300億〜400億円。 |
| 2011/6/30 自動車用電線でカルテル=課徴金約120億円命令へ−公取委 |
| 自動車の信号伝達や配電などに使う「ワイヤハーネス」という電線をめぐり、矢崎総業(東京都港区)など4社が価格カルテルを結んでいたとして、公正取引委員会が独禁法違反(不当な取引制限)で排除措置命令を出して3社に総額120億円超の課徴金を課す方針を固め、事前通知したことが30日、分かった。 関係者によると、カルテルを結んでいたのは、他に住友電気工業(大阪市)、フジクラ(東京都江東区)、古河電気工業(同千代田区)。 公取委は矢崎総業とフジクラに排除措置命令を出し、住友電工を加えた3社に課徴金を課す方針。古河電工は違反を自主申告し、命令や課徴金を免除されたとみられる。 |
| 2011/5/26 ガス4社に課徴金141億 カルテルで公取委命令 |
| 鉄の溶接や半導体製造過程で使われる産業ガスの販売をめぐり、価格カルテルを結んでいたとして、公正取引委員会は26日、独禁法違反(不当な取引制限)で大陽日酸(東京)など大手4社に総額約141億円の課徴金納付と排除措置を命じた。 各社の課徴金は、大陽日酸が約51億4千万円、日本エア・リキード(東京)が約48億2千万円、エア・ウォーター(札幌市)が約36億3千万円、岩谷産業(大阪市)が約4億9千万円。 公取委によると、各社は平成17〜19年の原油価格高騰を受け、ガス製造で使用する電気の料金や輸送コストが上がると考え、20年4月以降、タンクローリーで運ぶ液化酸素、窒素、アルゴンの販売価格を協調して10%上げるカルテルを結んでいた。 20年秋に原油価格が落ち込むと、顧客からの値下げ要請が出ると見越し、価格下落防止のため、さらに10%弱の値上げ方針を打ち出したという。 |
| 2011/4/12 JALなど7社、価格カルテルで罰金約41億円-豪裁判所 |
| 日本航空(JAL)はオーストラリアの裁判所から、価格カルテルに関与した罰金として、550万豪ドル(約4億8900万円)の支払いを命じられた。 オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)がJALなどを含めた7社に訴えていたもの。裁判所はJALのほか、カンタス航空、ブリティッシュ・エアウェイズなど7社に4650万豪ドル(約41億4000万円)の支払いを命じている。 訴えでは貨物の燃油サーチャージについて2003年12月から2005年10月まで、航空保険料とセキュリティ・チャージについて2003年1月から2006年10月までそれぞれカルテルがあったとしている。 |
| 2010/6/11 HOYA独子会社 カルテルで課徴金 |
| HOYAは11日、ドイツの子会社が、眼鏡レンズの販売をめぐってカルテルを結んだとして、ドイツのカルテル庁から課
徴金の納付命令を受けたと発表した。 HOYAは子会社に対する課徴金額を明らかにしていないが、すでに2010年3月期決算で独禁法関連 損失として14億4600万円を引き当てている。 課徴金もこの範囲に収まるため、業績への大きな影響はないとしている。課徴金の総額は、カルテルに関与したとされる5社合計で約1億1500万ユーロ(約130億円)に達する。 ドイツのカルテル庁からは、 HOYAの子会社が欧州のレンズメーカー4社と共謀し、眼鏡レンズを高値で売るよう、眼鏡店に圧力をかけたと指摘された。課徴金の決定通 知は現地時間の10日に受け取ったという。 HOYAは子会社の主張が部分的に認められたとして、決定内容に応じて課徴金の一部を納めるも のの、残りの一部については「事実認定や法的解釈を争う」としている。 |
| 2010/6/9 シャッター大手に課徴金計55億円=価格カルテル、排除命令も―公取委 |
| ビルや商店用のシャッター販売価格でカルテルを結んだなどとして、公正取引委員会は9日、三和シヤッター工業(東京都板橋区)、文化シヤッター(文京
区)、東洋シヤッター(大阪市)に独禁法違反(不当な取引制限)で排除措置命令を出し、総額約55億2000万円の課徴金納付を命じた。 文化シヤッターは公取委の立ち入り後に関連資料を提出し課徴金減免を申請したが、公取委は却下した。減免申請の却下は初。関係者によると、同社の提出資 料がその後修正され、認定事実と異なったのが原因という。課徴金額は、三和が持ち株会社の分も合わせ約28億1500万円、文化が約20億2500万円、東洋が約6億8000万円。 公取委によると、3社は2008年3月、役員同士の会合で、原材料価格高騰を見込み、同4月以降に見積もりを依頼された製品については価格を10%値上 げするよう取り決めた。また、各社は遅くとも07年5月以降、近畿地方で販売するゼネコン向け製品について、各社が工場やビルなどの希望物件に納入できるよう見積もり合わせを していた。 各社は「指摘された違反と、事実認識に隔たりがある。審判などの対応を検討する」としている。 |
| 2010/6/4 価格カルテル:カネカと三菱レイヨンに課徴金命令 |
| 公正取引委員会は4日、プラスチックを強化する添加剤「モディファイヤー」の販売を巡り価格カルテルを結んだとして、化学メーカーのカネカ(大阪市
北区)に6億458万円、三菱レイヨン(東京都港区)に5億4361万円の課徴金納付を命じたと発表した。 公取委によると、2社とクレハ(東京都中央区)は99年11月ごろと00年11月ごろ、販売価格を1キロ当たり20〜25円引き上げるカルテルを 結んだとされる。 公取委は03年2月に3社を立ち入り検査し、同年12月にカネカと三菱レイヨンに排除勧告を出した。2社は不服として審判で争ったが、09年11 月に違反を認める審決が出た。2社は東京高裁に審決取り消し訴訟を起こしており、課徴金についても争うとみられる。クレハは2億6849万円の課徴金を既 に納付している。 |
| 2010/5/21 光ファイバーケーブル5社カルテル 課徴金過去最高の160億円 公取委 |
| NTT東日本や西日本などが発注した光ファイバーケーブルなどの受注をめぐり、価格カルテルを結んだとして、公正取引委員会は21日、独占禁止法違反(不当な取引制限)で住友電気工業(大阪市中央区)など5社に排除措置命令を出し、総額約160億円の課徴金納付を命令した。カルテルとしては過去最高額。談合を含めても過去2番目の規模。 ほかに命令を受けたのは、古河電気工業(東京都千代田区)、フジクラ(江東区)、昭和電線ケーブルシステム(港区)、住友スリーエム(世田谷区)。 公取委によると、5社は遅くとも平成17年2月以降、NTT東日本、西日本向けの光ケーブルや関連部品について、発注者に提出する見積価格を事前に調整し、価格や受注企業を決めていた。約20種類ある光ファイバーケーブルの種類ごとに「覚悟値」と呼ばれる値引き限度額を設定し、交渉で価格が下落するのを防いでいた。 公取委は21年6月、各社を立ち入り検査。ほかに日立電線、コーニングインターナショナル、昭和電線ホールディングス、アドバンスト・ケーブル・システムズ(いずれも東京)のカルテル関与も認定した。だがアドバンスト社は違反を事前申告し、他の3社は違反行為が3年以上前に終わっていることから、命令は出さなかった。 課徴金額は、住友電工=約67億6200万円▽古河電工=約46億600万円▽フジクラ=約44億1100万円▽昭和電線ケーブルシステム=約1億9900万円▽住友スリーエム=約1億2千万円。 |
| 2010/5/20 DRAMカルテル:半導体制裁金、計370億円 日立23億円など9社−−欧州委 |
| 欧州連合(EU)の行政府である欧州委員会は19日、日本の東芝やエルピーダメモリ、韓国のサムスン電子など世界の半導体大手
9社がメモリー価格のカルテルを結び、EU競争法(独占禁止法)に違反したとして、総額3億3100万ユーロ(約370億円)の制裁金を科したと発表し
た。 欧州委によると、9社と米マイクロン・テクノロジーの計10社は、98年7月から02年6月にかけてパソコンサーバー向けDRAM(記憶保持動作 が必要な随時書き込み読み出しメモリー)で価格カルテルを結び、競争を阻害した。米マイクロン社はカルテルの存在を欧州委に通報したため、制裁金を免れ た。 各社の制裁金額は、日立製作所が2041万ユーロ(約23億円)、東芝1764万ユーロ(約20億円)、三菱電機1660万ユーロ(約19億 円)、NEC1029万ユーロ(約12億円)、エルピーダ849万ユーロ(約10億円)など。 |
| 2009/8/28 亜鉛めっき鋼板カルテル、3社に課徴金155億円、公取委、 過去2番目の額 |
| 建材向け亜鉛めっき鋼板を巡る価格カルテル事件で、公正取引委員会は27日、独占禁止法違反(不当な取引制限)罪で東京地検特捜部に起訴され公判中の日鉄住金鋼板と日新製鋼、淀川製鋼所の3社に対し、同法違反で総額155億円の課徴金納付命令と排除措置命令を出した。 1事件の課徴金としては、ごみ焼却炉建設工事を巡る談合で2007年に出された約270億円(審判中でいったん失効)に次いで過去2番目。カルテルとしては過去最高額となった。課徴金の内訳は日鉄住金鋼板が63億4千万円、日新製鋼が54億9千万円、淀川製鋼所が36億7500万円。 JFE鋼板も違反への関与を認定されたが、公取委の調査着手前に違反を自主申告したため、課徴金減免制度(リーニエンシー)に基づき処分を免れた。日鉄住金鋼板と淀川製鋼所は着手後の申告で30%の減額。 公取委によると、各社の営業幹部らは東京都内の飲食店などで会合を重ね、02年8月以降、「店売り」と呼ばれる小口顧客向け鋼板など3製品について、1キロ当たりの価格の引き上げや、顧客から要請を受けた際の値下げの限度額を決めるなどした。亜鉛めっき鋼板は腐食や水に強いなど耐久性に優れている。 |
| 2009/8/27 エプソン子会社、液晶価格カルテルで司法省に罰金2600万ドル支払い |
| セイコーエプソン子会社のエプソンイメージングデバイスは8月26日、携帯電話用液晶ディスプレイ販売で価格カルテルを指摘され、米司法省に罰金
2600万ドルを支払うことで合意したと発表した。 司法省によると、エプソンイメージングデバイス(当時は三洋エプソンイメージングデバイス)は2005年秋から06年半ばにかけ、米 Motorola向け小型TFT液晶ディスプレイ販売をめぐる価格カルテルに参加した。既にシャープなどが合計6億ドル超の罰金支払いで合意している。 罰金支払いを受け、セイコーエプソンは2010年3月期の連結業績予想を修正し、最終損益が60億円の赤字から85億円の赤字になると発表した。 |
| 2009/3/11 日立ディスプレイズ、LCD価格操作で3100万ドルの罰金 |
| 米司法省は3月10日、日立ディスプレイズが液晶パネルの価格カルテルを結んでいたことを認め、3100万ドルの罰金を支払うことに同意したと発表
した。 司法省によると、日立ディスプレイズは2001年4月1日から2004年3月31日に米Dellに販売したデスクトップPCディスプレイやノート PC用のTFT液晶パネルの価格を操作した。他社と共謀して、事前に決定した価格水準でDellに液晶パネルを販売したほか、合意した価格が守られている か監視するための情報交換も行っていたという。 液晶ディスプレイの価格カルテルに関しては、日立ディスプレイズのほかLG Display、シャープ、Chunghwa Picture Tubesも有罪を認めている。LG Displayは4億ドル、シャープは 1億2000万ドル、Chunghwaは6500万ドルの罰金を科された。またChunghwaの元CEOおよび2人の幹部、LG Display幹部1人が有罪を認めて懲役刑と罰金の支払いを言い渡されている。 |
| 2008/11/13 シャープ、液晶カルテルで罰金120億円 |
| シャープは11月13日、液晶ディスプレイの価格カルテルをめぐり、1億2000万ドル(約120億円)の罰金を支払うことで米国司法省と合意した
と発表した。 罰金額は2008年10〜12月期に特別損失として計上するほか、社長と一部取締役が12月から3カ月間、報酬の10〜30%を自主返上すること も決めた。 シャープのほか、韓国LG Displayと台湾Chunghwa Picture Tubes(中華映管)も価格カルテルを結んでいたことを認め、LGが4億ドル(約400億円)、Chunghwaが6500万ドル(約65億円)の罰金 を支払うことで合意している。 |
| 2008/11/12 欧州委、自動車用ガラスの価格カルテルで旭硝子など4社に13億ユーロ超の制裁金 |
| 欧州連合(EU)欧州委員会は12日、自動車用ガラスで価格カルテルを結んだとして、旭硝子や日本板硝子の英子会社ピルキントンなど4社に対し、総額13億ユーロ(16億4000万ドル)を超える制裁金を科した。制裁金支払い命令を受けたのは、ほかに仏サンゴバンとベルギーのソリバー。 欧州委は声明で「価格カルテルに対する制裁金としては、1社に対しても全体でもこれまでの最高額」と発表した。 制裁金はサンゴバンが8億9600万ユーロ、ピルキントンが3億7000万ユーロ、旭硝子は1億1350万ユーロ、ソリバーは439万6000ユーロ。欧州委は、サンゴバンが違反を繰り返したとして制裁金を60%上乗せする一方、旭硝子に対しては調査に全面的に協力したとして50%減額した。 サンゴバンは決定を不服として欧州裁判所に上訴する意向。ソリバーのコメントは得られていない。 |
| 2008/6/4 新日鉄など4社の鋼材価格カルテルを認定、3社に課徴金20億円=公取委 |
| 公正取引委員会は4日、土木工事用の鋼材の販売で価格カルテルを結んだとして、新日本製鉄、住友金属工業、JFEスチール、クボタの4社の独占禁止法違反を認定し、最初にカルテルの事実を申告した住友金属を除く3社に合計20億円3000万円の課徴金納付を命じたと発表した。また、公取委の検査前にカルテルを申告した住金と新日鉄を除く2社に排除命令を出した。 公取委によると、4社は橋やビルなどの基礎に使われる鋼管くいの販売で、2004年度分と2005年度分の2年にわたって建設業者向けの販売価格の引き上げでカルテルを結んだ。また、クボタを除く3社は、同じ期間に道路工事に使われる鋼矢板の販売の値上げでもカルテルを結んだ。いずれも、2003年度の原料値上げに対応するため、営業課長レベルの会合で値上げ幅を決めていた。2005年5月に橋梁談合で新日鉄などが刑事告発されるまで続いていたという。 課徴金額は、JFEに11億3678万円、新日鉄に6億8037万円、クボタに2億1291万円。昨年7月の公取委の検査開始前に、カルテルを最初に申告した住金は課徴金が全額免除で、2番目に申告した新日鉄は50%が減額された。 |
| 2007/12/05 欧州委、電気化学工業など5社に制裁金2.43億ユーロ |
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欧州連合(EU)の競争法規制当局である欧州委員会は5日、ダイビング機材や靴底などに使用される合成ゴムをめぐり価格カルテルを結んだとして、電気化学工業や東ソー、伊石油大手ENIなど5社に対し計2億4300万ユーロ(約394億円)の制裁金を科した。
制裁金の内訳はENIが1億3220万ユーロ、電気化学工業が4700万ユーロ、東ソーは480万ユーロ。このほか米化学大手のダウ・ケミカルとデュポンが設立した合弁会社に対して5930万ユーロが科された。ゴム生産に使用する化学品をめぐる価格カルテルで欧州委が企業に制裁金を科すのは過去2年間で今回が3度目。 E Uによると、今回制裁金を科された化学企業は少なくとも1993年から2002年にかけてクロロプレンゴムの価格でカルテルを結んでいた。 |
| 2007/11/21 欧州委員会、ソニーなど3社に価格カルテルで制裁金 |
| 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は11月20日、業務用ビデオテープの販売価格でカルテルを結んだとして、ソニー、富士フイルム、日立
マクセルに合計7479万ユーロの制裁金を科した。 3社は1999〜2002年にかけて、定期的な会合などを通じて欧州で販売する業務用ビデオテープの価格をつり上げ、独占禁止法に違反したとい う。特にソニーは質問への回答拒否や書類の破棄により欧州委員会の調査を妨害したとして、ほかの2社よりも高い制裁金を科せられた。 制裁金の額は、ソニーが4719万ユーロ、富士フイルムが1320万ユーロ、日立マクセルが1440万ユーロ。これら3社は業務用ビデオテープ市 場で合わせて85%以上のシェアを持つという。 ソニーは今回の決定について、「この度、欧州委員会より指摘されたように、欧州で少数の社員が関与したとされる行為があったことをまことに残念に 考えております」と遺憾の意を示している。ただし同社が欧州委員会の調査を妨害したとの指摘については、「当方に不適切で反省すべき点もあったと考えます が、欧州委員会の調査に実質的な影響を及ぼしていないと認識しております」としている。 |
| 2005/5/23 日本橋梁談合:段ボールに“宝の山” 「60年の闇」ついにメス−−公取委、昨秋立ち入り |
| 日本を代表する巨大企業に、ついに捜査のメスが入る見通しになった。23日、公正取引委員会が8社の刑事告発に踏み切った橋梁(きょうりょう)談合事件。石川島播磨重工業、横河ブリッジ、三菱重工業、新日本製鉄、三井造船……。業界が約60年温存し続けた談合組織には大手各社がずらりと名を連ねる。公取委の立ち入り検査から7カ月。過去最大級の談合の刑事訴追へ向け、本格的な解明作業が始まる。 大手が中心となって組織する「K会」の前身、「紅葉(こうよう)会」は戦後間もない時期から、後発組などが中心の「A会」の原形、「東(あずま)会」は1965年ごろから活動を始めた。 「長年やってきたことが、ばれたわけだから仕方がない。(告発される)幹部の面倒をみてやらないと」。告発を受けた8社のうち、ある企業の首脳は今月中旬、あきらめ顔でこう語った。弁護士費用も会社が負担するといい、企業ぐるみの“犯罪”だったことを改めて印象付けた。 ◆K会(17社) ・常任幹事=※横河ブリッジ(03、04年度) ・副幹事=※JFEエンジニアリング(03年度)▽※東京鉄骨橋梁(03年度)▽※石川島播磨重工業(04年度)▽※宮地鉄工所(04年度) ・その他加盟社=川崎重工業▽サクラダ▽新日本製鉄▽住友重機械工業▽瀧上工業▽楢崎製作所▽日本橋梁▽函館どつく▽日立造船▽松尾橋梁▽三井造船▽三菱重工業 ◆A会(30社) ・常任幹事=※川田工業(03、04年度) ・副幹事=※高田機工(03、04年度)▽※栗本鉄工所(03、04年度) ・その他加盟社=アルス製作所▽宇野重工▽宇部興産機械▽大島造船所▽片山ストラテック▽川鉄橋梁鉄構▽釧路製作所▽神戸製鋼所▽駒井鉄工▽コミヤマ工業▽桜井鉄工▽佐世保重工業▽佐藤鉄工▽サノヤス・ヒシノ明昌▽住友金属工業▽辻産業▽東海鋼材工業▽東綱橋梁▽トピー工業▽巴コーポレーション▽豊平製鋼▽名村造船所▽日本車輛製造▽日本鉄塔工業▽ハルテック▽東日本鉄工(破産)▽古河機械金属(現・古河産機システムズ) ※は告発された会社 |
| 2005/3/12 新日鉄などに68億の課徴金 鋼板カルテルで公取委 |
| 流し台や洋食器などに使うステンレス鋼板販売をめぐるカルテル事件で、公正取引委員会は11日までに、独禁法違反で排除勧告した新日本製鉄、日新製鋼(いずれも東京)など6社に、総額約68億円の課徴金納付命令を出した。 課徴金額としては、1991年のセメント製造会社に対する約112億円などに次ぎ過去3番目。会社ごとの金額では、6社のうち最も多額の約16億円だった日新製鋼が8番目。 命令を受けたのはほかに、日本冶金工業、日本金属工業、JFEスチール(いずれも東京)、住友金属工業(大阪)。 |
| 2003/12/11 鐘淵化学と三菱レイヨンに排除勧告、改質剤でカルテル |
| 塩化ビニール用改質剤「モディファイヤー」の販売を巡る価格カルテル事件で、公正取引委員会は11日、大手化学メーカーの鐘淵化学工業と三菱レイヨンに対し、独占禁止法違反(不当な取引制限)で排除勧告した。勧告対象は国内に限定したが、事件は米国、カナダ、欧州の各独禁当局も審査中で今後、国際カルテル事件として改めて立件される公算もある。 |
| 2003/12/03 PC橋工事で談合の疑い、建設会社などに立ち入り検査 |
| 日本道路公団や自治体が発注する強化コンクリート橋工事の入札で談合を繰り返していた疑いがあるとして、公正取引委員会は3日、ピーエス三菱やオリエンタル建設、三井住友建設など工事を手掛ける建設会社約20社や業界団体「プレストレスト・コンクリート建設業協会」(東京・新宿)を、独占禁止法違反(不当な取引制限)容疑で立ち入り検査した。 |
| 2003/12/02 公取委、ステンレス鋼板で鉄鋼6社に排除勧告 |
| ステンレス鋼板の販売を巡り価格カルテルを結んでいたとして、公正取引委員会は2日、新日本製鉄、住友金属工業、JFEスチール、日新製鋼、日本冶金工業、日本金属工業の大手鉄鋼・ステンレスメーカー6社に対し、独占禁止法違反(不当な取引制限)で排除勧告した。 |
| 2003/11/04 三井物産、米訴訟で58億円支払い和解 |
| 三井物産は4日、米ワシントン連邦地方裁判所で、飼料用栄養補助剤の販売に絡み価格カルテルに関係したとして反トラスト法(独占禁止法)違反に問われた民事訴訟で、原告側と和解した、と発表した。三井物産と子会社が、和解金5300万ドル(約58億円)を支払う。 |
| 2003/04/02 石油化学メーカー3社に課徴金 総額20億円余 |
| 合成樹脂のポリプロピレン(PP)の販売をめぐり石油化学メーカーが価格カルテルを結んでいたとして、公正取引委員会は2日、▽日本ポリケム(東京都千代田区)▽三井化学(同)▽チッソ(大阪市)の3社に対し、総額20億4038万円の課徴金を納付するよう命じたと発表した。 |
| 2001/05/28 公取委,合成樹脂7社に排除勧告へ |
| 合成樹脂「ポリプロピレン」の販売価格をめぐり違法な価格カルテルを結んでいたとして、公正取引委員会は28日までに、独占禁止法違反(不当な取引制限)で、住友化学工業(大阪市)や日本ポリケム(東京)など大手石油化学メーカー7社に対し近く排除勧告を出す方針を決めた。ほかの5社はグランドポリマー(東京)、チッソ(同)、出光石油化学(同)、サンアロマー(旧モンテル・エスディーケイ・サンライズ、同)、トクヤマ(山口県徳山市)。勧告後、公取委が7社に対し命じる課徴金は数十億円に上る見通し。 |
| 2001/04/05 公取委,ビタミンカルテルでエーザイと第一薬に警告 |
| 日本と欧州の医薬品・化学メーカーが,世界市場でビタミン製剤の販売をめぐって違法な国際カルテルを結んでいた問題で公正取引委員会は5日,独占禁止法第3条(不当な取引制限の禁止)と同第6条(特定の国際協定・契約の禁止)違反の疑いで第一製薬とエーザイに警告を出した.国際カルテルの禁止を規定した独禁法第6条を適用するのは極めて異例.99年10月に結ばれた日米独占禁止協力協定では国際カルテルでの調査協力などが掲げられており,今回の摘発は協定に沿った象徴的な事例となった. |
| 2001/02/13 米連邦地裁、三菱商事に有罪判決・黒鉛電極の国際カルテル |
| 米司法省が三菱商事を電気製鋼炉に使う黒鉛電極の国際カルテルに関与していたと提訴していた問題で、米フィラデルフィア連邦地裁の陪審は12日、三菱商事を有罪とする評決を下した。三菱商事はこれを不服として控訴の是非の検討に入った。 司法省などによると、電極大手の米ユカール・インターナショナルや日本の昭和電工の米法人など日米欧の6社が1992年から97年にかけて国際カルテルを結成し、そこに三菱商事も関与したという。ユカールなど6社はすでに罰金支払いなどに合意しており、三菱商事の関与が残る焦点だった。罰金額については後日、決定する。 三菱商事は今回の陪審の決定について「予期しないもので、大変残念に思っている」とのコメントを出した。控訴するかどうかは明言を避けている。 |
| 2001/01/18 公取、ニチイ学館など4社に課徴金約2億円 |
| 国立病院が発注する医療事務代行業務の入札談合事件で、独占禁止法3条違反(不当な取引制限)で排除勧告を受けた「ニチイ学館」(東京・千代田)など医療事務代行4社に対し、公正取引委員会は18日、総額1億9869万円の課徴金納付を命令したと発表した。課徴金の対象となった違反行為の期間は1996年9月から99年9月までの3年間。この間、4社は94カ所の国立病院が発注した187件の入札を談合で受注したとされ、受注金額は33億1209万円に上った。
納付命令を受けたのは、ほかに「日本医療事務センター」(東京・千代田)、「ジエーエムサービス」(大阪市)、「アイ・エム・ビイ・センター」(同)。 |
| 2000/12/05 医薬品卸10数社を立ち入り検査・公取委 |
| 病院などで使われる医療用医薬品の販売を巡って、医薬品卸の業界団体「日本医薬品卸業連合会」(卸連)に加盟する医薬品卸会社が不当な価格カルテルを結んでいた疑いが強まり、公正取引委員会は5日、卸連のほか、大手医薬品卸のクラヤ三星堂(名古屋市)、スズケン(名古屋市)など十数社の本社や支店など計約30カ所を独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで立ち入り検査した。
立ち入り検査を受けたのは、ほかに卸連傘下の「宮城県医薬品卸組合」や医薬品卸のサンエス、東邦薬品など。公取委は各社のカルテル容疑に加え、卸連や地方の卸組合など業界団体が違法行為に関与していた疑いもあるとみて、調べを進める。 関係者によると、各社は今年4月の薬価引き下げを見越して今年1月ごろから、病院など医療機関に納入する医薬品の値崩れを防ぐため、宮城県など東北地方を中心とした支店レベルで会合を開き、医薬品の「値引き率」を一定に抑える違法なカルテルを結んでいた疑いが持たれてる。カルテルの効力は国内市場全体に及んでいたとの指摘もある。 |
| 2000/11/29 X線フィルムでカルテル 公取委が立ち入り |
| 病院への医療用エックス線フィルム納入をめぐり医療品会社が価格カルテルを結んでいた疑いが強まり、公正取引委員会は二十九日、独占禁止法違反(不当な取引制限)の疑いで、富士写真フイルムの子会社、富士フイルムメディカル(東京都中央区)など数社と関係先三十数カ所を立ち入り検査した。検査を受けたのは、このほかにコニカメディカル(東京都文京区)などの医療品会社。 関係者によると、各社はエックス線検査で使う医療用フィルムの病院への納入に当たり、価格カルテルを結んでいたほか、国立病院がフィルムを調達する入札の前に、談合して納入する業者をあらかじめ決めていた疑いも浮かんでいる。 エックス線フィルムの市場規模は約七百億円に上るという。 エックス線フィルムをめぐっては一九九六年十二月、今回立ち入り検査を受けたコニカメディカルを含む八社が医療機関発注のフィルム入札の際、事前の話し合いで受注予定業者などを決める談合をしていたとして、独禁法違反で公取委から排除勧告を受けている。 |
| 2000/05/30 石油化学メーカーなどを立ち入り検査 公取委 |
| プラスチック製品の原料となる合成樹脂ポリプロピレンの販売で価格カルテルを結んでいた疑いが強まったとして、公正取引委員会は30日、独占禁止法違反(不正な取引制限)の疑いで大手石油化学メーカーや出資会社など7社の本社や営業所など約20カ所を立ち入り検査した。
検査が入ったのは最大手の日本ポリケム(東京都千代田区)▽グランドポリマー(中央区)とチッソ(千代田区)▽出光石油化学(港区)▽モンテル・エスディーケイ・サンライズ(文京区)▽住友化学工業(大阪市)▽トクヤマ(山口県徳山市)の7社。いずれも会合などを開いて出荷価格を統一するなどの相談を行っていた疑い。
ポリプロピレンは代表的な石油化学製品で、家電製品やバンパーなどの自動車部品、食品容器などに広く使われている。国内メーカーはこの7社で、日本ポリケムとグランドポリマーの2社で国内の約半分を生産。1998年度の全社の生産量は約260万トン、生産高は約3400億円にのぼる。 日本ポリケムの話 立ち入り検査が入ったのは事実だが、調査中のことでコメントは差し控えたい。 |
| 1999/12/09 シームレス鋼管で日本4社などがカルテル |
| 欧州委員会は、川崎製鉄、NKK、新日本製鉄、住友金属工業の4社と英ブリティッシュ・スチール、独マンネスマンなど欧州4社に対し、1995年までシームレス鋼管市場でカルテルを結んでいたとして、総額9900万ユーロ(約104億円)の罰金を科す決定を下したと発表した。 欧州委によると、8社は送油専用のOCTGと呼ばれる鋼管と石油、ガスの掘削、輸送に使用するプロジェクトラインパイプ市場においてカルテルを結成、競争を制限していた。 |
| 1999/11/04 ビタミン販売で日欧の7社が米社に和解金支払いへ |
| 武田薬品工業など日欧の大手化学・医薬品メーカー7社が食品などに添加するビタミンの販売で、国際的カルテルを結んでいた問題で、この7社は3日、損害賠償訴訟を起こしていたビタミンの販売先の米国の食品企業や飼料企業などに対し、総額10億5000万ドル(約1100億円)の和解金を支払うことで合意した。弁護士費用を含めると11億7200万ドル(約1200億円)になる。これは米国の反トラスト(独占禁止法)史上で最大の和解金額。 和解金は弁護士費用を含め、武田1億ドル(約105億円)、エーザイ4497万ドル(約48億円)、第一製薬2480万ドル(約27億円)。他に訴えられていたメーカーはヘキスト(独)、BASF(独)、ロシュ(スイス)、ローヌ・プーラン(仏)の欧州メーカー4社。関係者は「今回の和解で、販売先の対象企業の9割超をカバーしている」と説明しており、和解金額はさらに膨らむ見通しで、各社の経営にも大きな打撃になりそうだ。 民事訴訟とは別に、米司法省との間では9月までに、ローヌ・プーランを除く6社が罰金計約11億ドルを支払うことで合意している。 |
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